子宮の細菌感染による膿様物が貯まり、その細菌が産生する毒素によって死に至ることもある。
(卵巣から分泌されるプロジェステロンというホルモンが長期にわたって子宮に細菌感染を起こしやすい状況を作り出してると言われている)
犬:::平均発症年齢10~11才。発症率は全腫瘍の30%。その約50%が悪性。
猫:::発症率は全腫瘍の17%。その80~90が悪性。
性成熟前に行うことで発症率が低下
年齢に伴い大きくなり肥大が進むと血尿、排便障がいなど引き起こす
(精巣から分泌されるアンドロジェンというホルモンが関与)
また!雄の精巣は生まれた時お腹の中にあり生後30日、ネコでは生後21日かけて精巣降下しますが、これが降下せずに腹腔内にとどまってしまう・・・潜在精巣もある。潜在精巣の中には、陰嚢内の精巣に比べ10倍以上の確率で精巣腫瘍を発症しやすいと言われている。
雄の性ホルモンが関与。手術することによって抑制することが出来る。
・発情微候を防ぐことが出来る(出血・鳴き声など)
・スプレー行動・攻撃性・マウンティングなどを抑制できる
不妊・去勢手術は、全身麻酔を必要とします。
手術方法は骨折、腫瘍摘出などと比較すると簡単な手技ですが、麻酔リスクは同様で危険性は0%であるとは言えません。
フレンチブルドッグ、ボストンテリア、パグ、シーズーなどの短頭犬は麻酔後、気道が閉塞してしまう危険性もあります。
不妊・去勢後、肥満になる子が多くみられますが、これは術後の基礎代謝率の減少によるカロリー要求量が減ります。一度、肥満になると体重を減らすのは飼い主さんも犬猫たちも大変です。まめに体重測定しご飯を調整してあげてくださいネ。
(フードメーカーでは、今までの3割減を目安にしてくださいと言っています)
尿失禁(特に大型犬)、縫合糸のアレルギー反応、術後の発情回帰、特定疾患の発生増加なども考えられます。